モア・ザン・ヒューマンの人類学から、文学、哲学へMore-Than-Human座談会 #03奥野 克巳 / Katsumi Okuno + more 「More-Than-Human」シリーズを総括した座談会の第3部。人類学の道のりと同じく、芸術やエコクリティシズムや仏教思想も、記号からさまざまな種の身体性へと向かう。 2021.03.10
手の倫理、その創造性+M解題インタビューシリーズ Vol.2伊藤 亜紗 / Asa Ito 触覚が切り拓く可能性が記述された書籍『手の倫理』に出てくるキーワード「倫理」と「道徳」、「さわる」と「ふれる」を整理し、創造性の問題に接続しながら解題していく。 2021.02.25
ヒトを呼び寄せ、死を呼び寄せる《Realm》水野 勝仁 / Masanori Mizuno 2020年に発表されたエキソニモの作品《Realm》。「幻想の触覚」で一元化された白いオブジェクトを、「こちら」と「あちら」の間にある膜に見立てたインターフェイス論。 2021.02.04
想像力を駆使し、可能性のかなたに人類学を連れ出そうMore-Than-Human Vol.6 アナンド・パンディアン インタビュー(聞き手:山田祥子)アナンド パンディアン / Anand Pandian + more 未知の環境との人類学的遭遇に対してオープンな心で接する経験の手法。人類学はチャネルやメディアの役割を果たしながら、人類学者自身を変革させてイメージを伝えていく。 2021.01.22
外臓と共異体の人類学More-Than-Human Vol.7 石倉敏明 インタビュー(聞き手:唐澤太輔)石倉 敏明 / Toshiaki Ishikura + more 自分の外に広がる「外臓」としての自然から、食べる/食べられることの意味、社会共同体以上のモデル「共異体」の可能性、〈Cosmo-Eggs |宇宙の卵〉の秘話までを語る。 2020.12.24
工業型畜産における人間-動物の労働More-Than-Human Vol.4 アレックス・ブランシェット インタビュー(聞き手:吉田真理子)アレックス ブランシェット / Alex Blanchette + more 労働や契約の形に合わせて、動物の身体は人間の都合で工業化され、複製可能な畜産になる。消費からではなく、人類学の視点から工業型畜産における生産の倫理を問い直す。 2020.12.22
黒マスク原理主義者のミッドナイトゴスペル🌏お揃いのタトゥー / Osoroi no Tattoo + more 気分はすっかり2020。感染都市でアローンアゲイン。すでにみんないなくなってる。複数選択が可能な真実。これは間に合わせの緊急事態宣言。でもまだ夏を終わらせたくない。 2020.09.03
仏教哲学の真源を再構築する ― ナーガールジュナと道元が観たものMore-Than-Human Vol.3 清水高志 インタビュー(聞き手:師茂樹)清水 高志 / Takashi Shimizu + more 『実在への殺到』で思弁的実在論や人類学の存在論的転回に東洋哲学を結びつけながら見事に読み解いた著者が、ナーガールジュナや道元を通じて仏教哲学の創造性を語り尽くす。 2020.08.12
Oddly Satisfying Videoについての覚え書土屋 泰洋 / Yasuhiro Tsuchiya ミームとして今日もどこかで生み出されるOddly Satisfying Video。言葉にできないまま共有される「Goods(よさ)」を、インターネットのメディア特性から考える。 2020.06.02
ウチらのネオい夏は秒でリアル🔫お揃いのタトゥー / Osoroi no Tattoo + more 息するみたいにイキりながらの虚言とサンプリング。資本主義パーリーからイグジットしてシンギュラリティへと続いてくレイトサマーのランウェイ。読むヴェイパーウェイヴ。 2019.09.04
詩の媒体についての覚え書 — 複数の主語的統合が織りなす制作的空間鈴木 一平 / Ippei Suzuki 上妻世海『制作へ』を精読しながら、主語的統合と述語的統合のひしめく制作的空間に自ら降りて書かれた詩論。詩の本質とは、だれかの身体を詩人の身体に制作することである。 2019.05.15
夏のバイブスで解凍される冷凍都市🌴お揃いのタトゥー / Osoroi no Tattoo + more 夏のために生成されカットアップされたバッドテイスト。平成最後の夏の終わりの始まりに、バイブスがデートを供物にして都市を溶かす。エモーショナルなのは夏のせい。 2018.06.07
指向性の原理とは何か菅 俊一 / Syunichi Suge 指向性を持った視覚表現は、わたしたちが頭の中で情報を補完することで、静止する線を延長し、速度を持った動きを生み、質感を与える。鑑賞者が補う行為から始まる表現の可能性。 2018.04.03
「幽体離脱の芸術論」への助走メディウムスペシフィックではないフォーマリズムへ向けて古谷 利裕 / Toshihiro Furuya モダニズムの古い物語を見直し、オブジェクト指向哲学やパースペクティブ主義をめぐる探究を通じて、3DCGやVRが可能にする幽体離脱的な体験から新たな芸術論への扉を開く。 2018.03.13